英会話スクールや英語カフェに通わずに教材を使って英語を学ぶ最大のメリットは、学習時間やペース、目標とする英語レベルを自分で決められることです。
英語学習において大切なことは、「適切な目標を設定すること」と「目標達成に向けて継続的に学習すること」です。
学習目標は「旅行先で通用するレベルの英会話を身につける」といった抽象的なものから初めても構いませんが、「英検○級を取る」「TOEICで○点を取る」などといった定量的な目標の方が、自分の上達が目に見えやすいためおすすめです。
目標が決まったら、いつまでにその目標を達成するのか、そのためには1日あたりどのくらいの時間学習すれば良いのか考えます。
英語スキルをより定着させるためには、どれだけ忙しくても毎日英語に触れることが大切です。
通学・通勤や家事の間にリスニング教材を聞き流す、寝る前に5分は文法書や単語帳に目を通すなど、無理せず続けられる勉強法を見つけましょう。
教材を用いて英語を独学するもう一つのメリットは、スクールや英会話カフェに通う場合と比べると費用がかからない点です。
一般的にスクールや英会話カフェに通う場合、1日1時間の利用でも500〜1000円ほど、マンスリープランなどで定期的に通うとなるとひと月あたり1万円以上が費用相場となっています。
一方で教材を用いて独学する場合、教材にもよりますが一般的な参考書は一冊1000〜1500円程度なので、スクールに比べるととてもリーズナブルな勉強法と言えます。
しかしながら、スクールに通わず教材だけで独学し、実践レベルの英語スキルを身につけるのは簡単ではありません。
自分一人では勉強が習慣化しない、あるいは自分だけでは理解できない内容がある方は、スクールに通うことも視野に入れてみるといいでしょう。
英語を独学するときに最も大事なのは、自分に足りない知識や身につけたいスキルを学べる教材を選ぶことです。
例えば、「旅行先で困らないレベルの英会話スキルを身につけたい」と考えている人は、分厚い文法書や問題集よりも実際の英会話やニュースなどの素材を用いたリスニング教材から英語を学び始めるのが効果的です。
一方で、英検やTOEICといった資格取得を目指しているのであれば、参考書を徹底的に学ぶことも必要です。
他にも、「まずはスキマ時間から英語を学びたい」という人は、机に向かうような教材よりも通勤や家事の間でも気軽に聞き流せるようなリスニング教材の方が合っているといえます。
このように、自分の学習目標や生活スタイルに合わせた教材を選ぶことが英語習得の第一歩です。
どのような教材から英語学習を始める場合でも徹底するべきことは、英語をただ読み流す、もしくは聞き流すのではなく自分の口で発音することです。
例えば単語ひとつとっても、英会話学習において「自分が話せない単語を聞き取ること」は非常に困難です。
裏を返せば、自分が知っていて発音もできる言葉やフレーズであれば、多少相手のアクセントに癖があったとしても前後の文脈やニュアンスからその言葉を聞き取りやすくなるため、実践の英会話に強くなります。
また、知らない英単語や英会話フレーズを覚える際も、ただ「目」で読んだり、「手」で書いたりするだけでなく、その言葉を声に出して読みあげることで自分の「耳」も使って学ぶことになります。
ヒトは五感をより多く使った方がモノを覚えやすいと言われているため、記憶力向上の面でも英語を声に出して学ぶことは効果的です。
最後に、英語学習は継続がなにより重要なので、楽しんで続けられるように工夫することも大切です。
例えば、好きな洋画を英語吹き替え、英語字幕で見てみる。あるいは、好きな洋楽の歌詞を自分なりに和訳してみる。
もし知り合いに英語の母語話者がいるのであれば、積極的に英語で会話して距離を縮めてみるなど、英語を学ぶ楽しみを見つけましょう。
教材だけでは知り得ないような貴重な学びもあるかもしれません。
英語を独学することは学習ペースや費用の面でメリットがありますが、一人で学んでいるが故に知識や理解が偏ってしまうおそれもあります。
自分の中では正しいと思っていた文法表現や発音が実戦では通じない、あるいは違った意味で受け取られてしまうというケースも少なくありません。
独学のもうひとつのデメリットは、ついつい学習が後回しになってしまって英会話スキルが身に付かないというリスクです。
特に社会人の場合は仕事や家事などで忙しいため、定期的にまとまった時間を捻出することは簡単ではありません。
タイムマネジメントに不安がある場合は、スクールの定期コースを利用した方が英語を習得しやすいかもしれません。
もしも独学だけで英語を習得するのが不安な人は、英語学習の足掛かりとしてスクールへの入会を検討してみてはいかがでしょうか。
通いやすいスクールに何度か参加したうえで、「スクールに通い続けるor独学にシフトする」を決めた方が、より自分に合った英語学習スタイルが見つかるでしょう。
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※参照:NOVA公式HPより(https://www.nova.co.jp/schools/)