独学で英語のリスニングを鍛えるためには、正しい勉強法を正しいステップで進めることが重要です。独学で英語のリスニングを上達させるには、最低限の英単語やフレーズを記憶することからはじめます。初心者レベルの表現を知っておくことで、英語の聴き取りの練習になります。次に、英語を同じ音声で繰り返し聴くことで、自信をもって聞き取れる単語やフレーズを徐々に増やしていきます。英語のリスニングを鍛えたいからといって、英語をひたすら聴き流したり、難易度の高い教材を使ったり、再生速度を速めて聴くことは、リスニング初心者には、適当に聴く癖がついてしまい逆効果になってしまいます。リスニング初心者に必要なのは、英語の音に慣れること、音のつながりや、発音、イントネーションの強弱を、自然に頭で理解すること。つまりリスニング初心者は、難易度が優しく、スピードが速すぎないもので、一語一語をじっくり聴き取る精聴トレーニングに徹底することが重要です。
英語のリスニングを鍛える最初の関門は「精聴」。精聴をこなすには、読み上げる英語を書きとる「ディクテーション」が効果的です。ディクテーションの目的は、自分の中の「聞き取れる音・聴き取れない音」を明確にすること。つまり読み上げられる英語を書きとることが、自分の「弱点を知る」ことになり、リスニングを鍛える上で重要です。ディクテーションの目安は、1日20~30分程度で十分。少ない時間でも毎日続けていくことで、目に見える形で効果が実感できるでしょう。
ディクテーションで、一語一語を聴き分けられるようになったら、音読へ。音読は、英語の語順のまま聞き取れるようになる、英語のリスニングに効果的な勉強方法です。音読を続けていくことで、自然と英語を頭から聞く癖がつき、スピードの速い英文でも、一度で聞き取れるようになります。さらに、英語のリスニングを鍛えるためには、音読で英語を口に慣らすことで、自然にスピーキング力も鍛えることができます。
音読の次のステップは、シャドーイングです。目的は音読と同じですが、「聴く」と「喋る」を同時に行う、音読の強化版です。音読よりも難易度は上がりますが、その分、音読より効果的なリスニングを鍛える勉強方法です。
次に、海外ドラマを見ることでも、英語のリズム、語順になれ、単語、フレーズ、さらにインプットすることができ、多聴トレーニングを効果的におこなえます。英語のリスニングを鍛えることに繋がります。
ここまで、英会話のリスニングを独学で鍛える方法を紹介してきました。ですが、リスニングの力を独学で身に付けるには限界があります。市販の英会話教材のCDは、日本人向けにゆっくりとしたスピードで発音されていることが原因の一つといえます。
そのため、より生きたリスニング力を身に付けたいという方には、英会話スクールに通うことをおすすめします。英会話スクールでは、多くの場合、ネイティブ講師が在籍しています。ネイティブ講師との会話を重ねる中で、英語の音声変化やリズム、スピードなどに耳が慣れ、より実践的なリスニング力を身に付けることができるでしょう。
英会話スクールのNOVAでは、「駅前留学」をコンセプトに、海外留学と同じような環境を駅前の教室で提供。講師は全員外国人で、出身国も様々。海外の文化に触れながら、生の英語を聴き取るリスニング力を身に付けることができるでしょう。